第1期プログラム卒業生インタビュー

きらぼし銀行が初めてアクセラレータープログラムに挑戦した第1期KicSpace Accelerator。

本記事ではOBである株式会社エルティービーの代表取締役 鈴木 晴美氏に感想をお伺いいたします。

―本日はよろしくお願いいたします。

鈴木晴美氏(以下鈴木):よろしくお願いいたします。

―鈴木様はKicSpace Accelerator(以下本プログラム)への参加によって、どの様な課題の解決を期待されていらっしゃいましたか?

鈴木:応募理由は大きく分けて二つありました。

一つ目は、知名度が無くてあまり知られていない状態だったということですね。本プログラムを通じて、
広く知っていただく活動ができるんじゃないかと考えました。
メンタリングや最終ピッチ等を通じてたくさんの方に知っていただける機会をいただけたらなと思っていました。

二つ目はですね、当時資金調達に力を入れておりまして、本プログラムを通じて知っていただくことによって、VC等に出資の対象として見ていただく機会を得られるんじゃないかなと思いました。

―ありがとうございます。どうしてもまずは「人に知ってもらう」ことが大事だったということですね。本プログラムを通じて、課題は解決に進むことは出来ましたか?

鈴木:実はサポートチームの皆様のおかげで、最終ピッチのあとに協業/業務提携のお話をいただきました。
販売代理のお話や私たちのプロダクトを通じて得られたデータの活用についてといったお話がありました。
お待たせしないためにももっとプロダクト開発を頑張らなければいけませんね(笑)。

課題解決と言えば、もう一つ予想外なところで助かったことがありました。最終ピッチに向けて、メンターの篠崎さん(きらぼしメンターの紹介【篠崎 道真】 | KicSpaceAccelerator)にプレゼンテーションのコーチングをしていただいた時ですね。構成の組み立て、伝え方など大変勉強になりました。

―少しでもお役に立てたようで何よりでございます。全体的に見て、KicSpace Acceleratorの特徴や印象に残ったことはありますか?

鈴木:まるでファミリーといいますか、あったかいなと思いました。メンバーの方々も全力で、親身に背中を押してくれているといいますか。
一度とあるところに特許の話があって訪問したんですけれども、その時に特許に詳しいメンターの林さん(きらぼしメンターの紹介【林 達也】 | KicSpaceAccelerator )が同席してくださいまして。
最初は私だけで行こうかと思っていたんですが、専門用語がわからないんですよね(笑)。
その節はすごく助かりました。

―ファミリーといえば、採択者の方々との関係も良さそうでしたね。

鈴木:そうなんですよ。
みんな同じシード~アーリーの企業なだけあって、似たような悩みを抱えていますし。
今でもグループチャットでスタートアップの経営者らしい悩みを共有したり、聞いてもらったりしていてありがたいです。

―最後にお伺いしたいのですが、鈴木様にとって本プログラム はどんなスタートアップ企業にオススメですか?

鈴木:そうですね、やっぱりシード~アーリーでプロトタイプや商品が出来立ての段階のスタートアップ企業ですね。特にその段階だと「自社をどうやって人に知ってもらったらいいのかわからない」という悩みを抱える方が多いかと思います。そういった方にオススメです。

―そのようなスタートアップ企業の経営者に向けて、何かメッセージはありますか?

鈴木:最初はどうしても「どうしていいのかわからない」状態だと思います。
始めたはいいけど誰も自分の事を見てくれないし、売っても全然売れないし…みたいなのが続いて辛いと思います。でも、それでもずっと続けることでいつか誰かが見てくれますし、
誰か支援してくれるようになるので、2年間はあきらめないで!2年すると色々見えてきますので。

―石の上にも3年といいますか、とても大事なメッセージですね。鈴木様、この度はありがとうございました!

鈴木:こちらこそありがとうございました!

【卒業者プロフィール】

株式会社エルティービー 
代表取締役 鈴木 晴美

北海道出身。米国公認会計士。

2004年以降、約10年、会計事務所で税務・財務・会計業務に従事。顧問先の高齢化や人手不足を肌で感じ、2013年12月、株式会社エルティービーを創業。

「外国人雇用に安心安全を」「外国人には安全な活躍の場を」を掲げ、外国人の安心安全な雇用を支援するプラットフォーム 「Peregre Works 」を提供。リリースして2年で利用社数が150社を突破。